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 山本監督のDF戦術、指導 [815] 2004/03/08 (Mon) 00:50 
ケット・シー 

ではなぜ、鈴木と今野というダブルボランチを代えることが出来なかったのか?

私はそれは、山本監督の「カバーリング重視」というDFラインのやりかたの故、だと思います。それは、その方針を取ることにより、また山本監督の指導により、どうしてもラインが下がり、中盤が間延びし、プレスの効きが悪くなっていくからです。要は「コンパクト」を実現できていない。そのために、しっかりとプレスをするには鈴木と今野の2人が、必要不可欠になってしまった。

今野はワールドユースがあって合流が遅れましたが、鈴木にプラスして昨年は、阿部、森崎(和)がボランチとして起用されていました。しかし、2度の韓国戦で見るように、プレスの効きは悪く、試合を支配されて更にDFラインがずるずると下がってしまうと言うことにつながりました。これは、彼らボランチの責任でもあるのですが、それ以上に、カバーリングを重視するDFラインそれ自体の問題でもあったのです。

誤解のなきように申し添えて起きますが、もちろん「カバーリングを重視するやり方」が全て悪いと言っているのではありません。そのやり方でも、適切な指導があればコンパクトに出来るでしょうし、そのようなチームもあると思います。しかし、現時点まで、山本五輪代表は、それができていないと言わざるを得ません。

余談ですが、いわゆる「フラットスリー」は、「強制的にコンパクトにしてしまう」というところに、その妙味があったと私は思っています。DFが怖がって下がりたくなっても、ボールの動きに従ってラインを動かすという意識が統一されていることで、しかたなく(笑)コンパクトになってしまう。リスクもありましたが、その点では結構合理的だったのではないかな、と思います。

山本さんは、そのリスクを嫌い、「上げられるときだけラインを上げろ」という3バックにしたのでしょう。それが、フィールドの間延びを招き、中盤で他のボランチを機能させず、鈴木と今野という「選手のタイプに頼る」プレッシングになってしまった。そして、彼ら以外のボランチは、昨年散々試されたにもかかわらず、山本監督のDFラインの考え方の下でのプレッシング要員としては、不十分なものでした。それが、初戦に引き分けると彼らを交代させることが出来ない状態を招いてしまった、のだと思います。

それでも本当は、レバノン戦では青木を先発させるべきだったのではないか、と私は思っています。そうすれば鈴木と今野のどちらかはいくらか休めるし、UAE戦でのパフォーマンスも落ちなかったでしょう。UAEのジョダール監督は、しっかりとメンバーを代えてきました。結果的に勝ったのは日本ですが、ジョダール監督の準備は、きちんとしたプロの監督のものだな、と感心します。

日本ラウンドでも、まだまだ油断はできません。勝ったとはいえUAE戦はボール支配は47%でしたし、シュート数も(敵は強引なものが多かったとはいえ)、8対16と倍の差をつけられています。勝てたのはぎりぎりでした。DFラインの問題、バックアップメンバーの問題、上手く解決して、是非アテネの出場権を勝ち取って欲しいですね。

それではまた。


 日本ラウンドバーレーン戦 [822] 2005/01/13 (Thu) 03:18 
ケット・シー 

結果論になりますが、やはりチーム作りの遅れが出てしまったなあ、という印象です。

闘莉王が痛んでOUTになり、阿部が入りましたが、闘莉王と阿部の差が、チームに影響を与えてしまったなあ、と思います。

何度も言っていますが、やはりこのダブルボランチ、今野と鈴木は(私は2人とも大好きなのですが)、フィードやサイドチェンジ、クロスの能力に難がある。出して失敗するだけじゃなく、出すことも少ない。それを(結果的に?)カバーしていたのが、闘莉王が攻めあがって出すフィードやスルーパスでした。

チーム全体がそれに慣れていたのでしょう。阿部が入って、違うやり方をし出した時に、戸惑ったというか、ギアを一つ掛け違えたままで走ってしまったようになりました。

阿部は、闘莉王以上にロングフィードや、スルーパスなどの精度が高い選手です。しかし、彼は今日はそれを活用せずに、主にボランチや、両サイドのCBに渡すパスを使っていました。しかし、今野や鈴木を発射台にすると、前方のスペースが消され、選手が全員ハードマークされていることもあり、なかなか攻撃が機能しないのです。

一方のサイドで縦へ縦へパスを入れても、あるいは、中央で狭いスペースで細かくワンツーを狙ってみても、それだけでは敵はスペースを消していますから、対処できてしまいます。そこで必要なのは、一回どちらかのサイドを突っかけて、そこからのすばやいサイドチェンジ、またサイドチェンジ、それを繰り返していくことで、敵陣にほころびを作っていくしかない。森崎君がいるときはそれがある程度はできていました。しかし、今日はそれができなかった。

わたしは後半、山本監督が阿部に「もっと前に出て作れ」と指示するものと思っていました。森崎君のいない中で、何とかしようと思ったらそれしかない。しかし、後半になってもプレーは変わりませんでした。

これは、闘莉王がいる時のバランスは、闘莉王という選手の個性に過度に依存しているものであり、選手が変わると大きく機能性が落ちてしまうということになります。もちろん、選手が変わってもまったく同じであることは難しいことですが、チームとしての戦い方はある程度キープできなければ問題が大きいでしょう。結果、日本は手詰まり感を最後まで打開することができませんでした。

選手のプレーの良し悪しを言っているのではありません。阿部が入った時の最終ラインからのビルドアップを、チームとしては消化しきれていなかったこと。青木の場合ならどうだったのか、ということでもあります。カードや負傷で闘莉王が出られなくなることは十分に可能性のあることだったのだから、バックアップは用意しておかなくてはならなかった。それは代わりの選手を用意しておく、だけじゃなくて、その選手が出た時にもチームとしてしっかりと機能するようにしておく、ということができていないと。準備期間としては、ちょっと異例なほど長くもらっていたのだから。

他の選手交代については、「90分やれない選手もいた」らしいので、仕方がない面もあるかな。わかりません。

わからないながらに感想を言うと、石川は左じゃなくて右に入れたかったなあ。
茂庭に変えて石川(徳永がCBへ)とか、足の痛そうな那須に変えて石川(茂庭が左へ、徳永が右CBへ)とか、できなかったもんでしょうか。
根本はそれなりに効いていたような気もするんですが。石川と左右から攻められればだいぶよかったのでは、と。

あとなぜ松井?
いや彼が悪いんじゃなくて、彼はあそこまで引かれた中では機能しないんじゃないかなあ。
というか、松井と前田のW司令塔(笑)って、試したことあるのかな?
オートマティズムはキープできたの?その辺が疑問。
スクランブルだとしても、タイプがかぶってうまく行きそうにないなあ。
高松に当てて飛び出しとか、拾ってとかを狙うなら、そういうのが得意な山瀬のほうが・・・山瀬コンディションダメだったんでしたっけ?

私なら、高松に変えて大久保にしちゃう。
前田のポストの方が今日は効いていたし、彼のワントップに、後ろに田中達と大久保。
阿部にも、積極的に上がらせる。

まあ、この辺については、内情も知らないし、結果論でもあるし、そこを責めようとは思わない。
大事なのは、次どうするか。
特に、展開力の問題は大きい。
負けられない、背水の陣で、山本監督がどのように修正を見せてくれるか。
インタビュー等見ると、選手は落ち着いている。切り替えている。
山本さん、頑張ってよ〜。

ガンバレガンバレ、ヤングジャパン&山本監督!
大事なのは次だ!

それではまた。


 日本ラウンドUAE戦 [823] 2005/01/13 (Thu) 03:27 
ケット・シー 

驚きました。
これが山本ニッポンの最終形でしょうか?
1トップ2シャドー、サイドのゲームメーカー、徳永を組み込んだフラット4。
実に良く機能していました。
そして実に強かった。

阿部を中心にした3人プラス1は、実に良くボールの出所を注視していて、出そうなら3人揃って下がる、出ないときはじりじり我慢する、バックパスがあったら敵をオフサイドゾーンに置き去りにして上がる、という動きを繰り返し、高い位置にラインを保っていました。なんでしょうこれは。これができるならなんでもっと早くやらないんです(笑)?阿部がラインをあげるときの両手を広げた指示のポーズ、TVにも映ったのではないでしょうか?

急にこれができるようになったので、さらに敵もラインを高く保っていたので、何ともコンパクトなフィールドでの潰し合い、という試合になりました。ここで実に機能したのが鈴木と今野のダブルボランチ。素晴らしい運動量、当たり負けないコンタクト、やられ負けないメンタル。完璧でした。

そこからまた実に良く機能したのが、サイドのゲームメーカー、森崎です。中盤でボールを奪うとサイドでスポッとフリーになっている。そこへ簡単にボールを入れると後は自由自在です。素晴らしいスタートダッシュをした田中達也への美しいスルーパス、あるいはファーの平山の頭めがけてアーリークロス、飛び込んでいくチビッコ2人(笑)。

前半はこの流れから完全にUAE側のフィールドを蹂躙したと言っていい内容でしたね。特に、敵の右サイド(日本の左サイド)が、森崎と田中達也を一人で見なくてはいけない状態になっていて、これはもうつらいに決まっています(笑)。

強い、強いチームが、何故か(笑)急に出現しました。セットプレーから前半で2―0。しかしそれも、内容でおしまくっていたから取れた点であると思います。

後半はUAEも森崎のケアを考えてきて、前半のような流れは作れませんでしたが、それなら、ということで今度は何本か阿部からいいフィードが前線へ。それそれ!もっとそれをやろう!それを平山が落としたり、阿部がフリーになっている大久保を見逃さなかったりで、そこからチャンスが作れていましたね。

阿部や、森崎という選手の正確なキックで、長めのパスを1トップ2シャドーに配給するという「高いディフェンス破り」の戦法は、見事に機能し、後半もおしまくることができました。これはレバノン戦とはまた全く違った戦いぶりになりました。これはいいです。このやり方は、素晴らしく理にかなっていると思います。

後半は早々にこれもセットプレーから1点追加。その後も随分チャンスが作れましたが、UAEの選手の退場劇もあり、日本もややペースダウンしました。しかし、しっかりと試合をコントロールし、最後まで危なげなく、完勝!1点目の美しい那須のヘッド、2点目、3点目の大久保のキラーズインスティンクト!素晴らしいチーム、素晴らしい試合振りでした。おめでとう!

2戦目で多くの選手を休ませたことが結果的に吉と出ましたね。チームマネジメント、選手の層の厚さの勝利です。対してUAEは、相当に疲れていたことがうかがわれます。寒さも彼らにダメージになったかな?ま、それがアウェーというものです(笑)。

これでアテネへの道が開けましたね。選手、監督、スタッフのみなさん、おつかれ様、おめでとう、ありがとう。今日はゆっくり休んでください。

よかった!!!!!!!

さあ、アテネへ!

それではまた。


 U−23日本代表vsギリシャ戦 [824] 2005/01/13 (Thu) 03:33 
ケット・シー 

ギリシャへ遠征しているU−23日本代表がU−23ギリシャと対戦、現地の気候やら環境やら芝やら、いろいろと体験して五輪に備えようという試合です。闘莉王ももともとケガだし、阿部や角田も怪我するし、ACLで横浜や磐田の選手はこの試合欠場するしで、なかなかどたばたですが、それも経験、大会への準備になればいい、というところですか。

スターティングはこんな感じ。

−−−−−−平山−−−−−−
−−−大久保−−田中達−−−
森崎浩−今野−−鈴木−−石川
−−北本−−茂庭−−徳永−−
−−−−−−林卓−−−−−−

試合前は、高校時代にリベロの経験もある徳永がセンターでは?といわれていた3バック、驚いたことに茂庭がセンターです。急造でもあり、なかなか息が合わず、3バックの左右に敵FWの侵入を許したりしていましたが、それでも何度かオフサイドを取り、最後は体を張ってぎりぎりで守ります。鈴木や今野も敵の飛び出しによくついて行って対処。

ギリシャは意外とつなぐチームで、うまく日本のプレスの間に顔を出し、それをシンプルに使うというつなぎ方で日本陣内へ入り込み、要所でドリブルやスルーパスを織り交ぜて攻めてくる。欧州らしい、いいチームでした。日本も鈴木や今野を中心にプレス、上手く奪ったりするのですが、そこからのつなぎでギリシャのさらなるプレスにあい、攻守の切り替えがままなりません。

ギリシャは日本のことを研究していたのか元からなのか、日本のボランチ、DFラインにまで激しいフォアチェックをかけてきます。これはアジアレベルではなかなか出会えなかったプレッシャーですが、日本の急造3バック、鈴木と今野にはちょっと荷が重かった。なかなか前にパスが出せず、戻そうとしたボールがパスミスに。18分などにはビッグピンチを迎えてしまいました。これもいい経験、というか、この点を考えるとチーム構成を変えたほうがいいかもしれません。

ところが、やや押されていた日本が、低めでボールを奪ったところから石川が前線へフィード、平山がトラップしたボールをさらに前線へ、走り込んだ田中達はワントラップでシュート!キーパーの足元を抜けてそのままゴール。絵に描いたような速攻が決まりました。

ギリシャはそこからさらに攻撃の圧力を強めます。しかし日本のDFプラス鈴木と今野、さらに両サイドは、下がって体を張ってそれを防いでいく。そして林も何度かファインセーブ!2点くらい助かりました(笑)。それはいいのですが、なかなか日本のボールが前線へつながることは少なかったですね。やはり前述したDFブロックの「攻撃の基点能力」が、選手の特性的にも、チーム戦術の浸透的にも足りないな、という感があります。

前半の終盤にいたり、ギリシャの圧力が弱まったところで、日本は石川を基点に何度もかなりいい攻めを見せました。やはり石川が高い位置でボールを持つと、違いを見せることができますね。彼は完全に通用、というか敵を翻弄していましたし、この時間帯は平山も田中達もよく動いて、ボールをかなりつなぐことができました。こういう攻撃を続けられるといいんですけどね。

(途中で茂庭が痛んでいましたけど、大丈夫でしょうか?)

■後半

−−−−−−高松−−−−−−
−−−大久保−−−松井−−−
森崎浩−今野−−森崎和−石川
−−北本−−茂庭−−徳永−−
−−−−−−林卓−−−−−−

後半から、高松、松井、森崎和が投入され、このような布陣となります。これは、経験を重視するテストマッチですから当然のことでしょう。時差やら移動疲れもありますしね。森崎和はパスも得意なよいボランチの選手です。前半の課題の修正の意味もあるのでしょうか。

ところが、今野と森崎和の動きが今ひとつかみ合わずプレスが弱まり、、またDFラインの疲れもあって、さらには審判が全然オフサイドを取ってくれなくなったこともあり(ビデオで見る限りオフサイドのプレーも何度かあり)、後半はDFラインがずるずると下がってしまいました。それにともない、敵にボールを支配され、攻撃を受ける時間が続きます。

ボールを奪っても、前線へ闇雲なフィードをすることが目立ち、確かに前半のようにつなごうとして奪われるよりはよいのですが、なかなかペースを取り戻すことができません。フリーでじっくりキープできるところでもそうなんですよねえ。うむむ。松井もいまいちキープしきれない。まあ、投入直後は敵との間合いも測れないので奪われやすいのだけど。

というところで14分、大久保に代えて山瀬投入。おおこれはツーロンでの2シャドーがそろったではないか。まあ選手はサバイバルに必死でそれどころではないでしょうが。

ここから山瀬の動きがよかったこともあり、日本のよい時間が続きます。選手の競争意識が刺激されましたかね?(笑)森崎浩が左からクロス、流れたのをもう一回石川がクロス、また山瀬のグラウンダーのいいクロスに石川がシュート、さらに松井が25分、ベストエレガントプレイヤー@ツーロンらしい「にょろり」とした突破を見せる。

31分、森崎浩アウト、根本イン。最終的にはこんな感じ。

−−−−−−高松−−−−−−
−−−山瀬−−−−松井−−−
根本−−今野−−森崎和−石川
−−北本−−茂庭−−徳永−−
−−−−−−林卓−−−−−−

ここからまたギリシャの攻勢が強くなり、ちょっと怖い時間が続く。日本は落ち着かせること、押し上げることが出来ない状態。この辺が課題ですね。

38分くらいには松井がペナルティエリア内で粘ったボールのこぼれだまを根本がクロス、山瀬が中央で素晴らしいシュート!惜しくも敵GKに阻まれましたが、いいシュートでした。

ロスタイム表示は5分、ゲストのラモスさん「おいおい、どっから取ったその5分、知りたいわ」怒りのコメント(笑)。今日のラモスさんはみなさんいかがでした?前半は押さえ気味でよかったですね。後半はイライラがつのったのか、ちょっと叱咤のほうが目立つようになりましたが(笑)。

そして、ロスタイム4分、日本の右サイドからのアーリークロスを今野と(さっきまで「茂庭と」としていました。訂正します)北本がかぶってしまい、それをフリーのカペタノスが落ち着いてシュート、同点ゴールを決められてしまいます。惜しい、もうちょっとで勝ちきれたのに。

■総じて

ギリシャは強いチームでしたけど、このレベルでこの内容だと日本は正直メダルは苦しいかもしれません。まあ、攻められながらもふらふら結果を出してしまうのが、山本U−23の発足以来のデフォルトなのですが、もうちょっと何とかしないと。

特に課題だと私が思うのが、攻守の切り替え時のキープ、攻めの第一歩のパスを出せる人材ですね。前代表でいえば、左アウトサイドには必ずそういう選手がいましたし、フラットスリーの中田コ選手や、ボランチの稲本なんかもそういうパスがうまい選手でした。それを期待してDFラインで青木選手や、今日で言えば森崎和選手なんかを使っているのでしょうけれども、チーム全体の共通理解ができていないので、今まであんまり機能してきていないですね。私の中で、山本監督の評価が低いのはこの課題をいっこうに解決できないところにあります。

もう一つは、やはりDFラインのずるずる下がりの傾向が強いこと。急造で仕方なかったとはいえ、今日もやはりそうでした。この二つは監督が戦術指導で解決できるはずのことでもあるのですが、どうにもそれが難しいなら、やはり選手の入れ替え、具体的にはオーバーエイジの起用も必要かもしれませんね。私ならキーパー、DFライン(センターでなくても可)、左アウトサイドかボランチ、に一人ずつ補強(笑)しますが、さてさて。

まあ結果は引き分けですが、芝に慣れたり、環境に慣れたり、それぞれ自分のプレーを競争して監督にアピールしたり、アジア予選レベルよりも強い相手ともう一度戦って課題を再確認したり、という収穫は得られたゲームでした。アウェーですし、急場ですし、こんなものでしょう。大事なのはここから得られた糧をどう身にしていくか、です。次の試合も頑張って欲しいですね。

それではまた。


 五輪OA考察 [825] 2005/01/13 (Thu) 03:41 
ケット・シー 

五輪開始前に、OAの選考について考えてみました。

五輪のOAを使うか使わないかという観点では、「メダルを目指す」(まあ多少はリップサービスであるかもしれないけれど)と考えれば、使ったほうがよいと結論づけられると思います。この点にはいろいろと議論があると思いますが、一回それは置いておいて、「使うなら」という前提で人選を考えて見ましょう。

まずは、「これまでのチームの継続を考える」のか、「使えるOAにあわせてチームを変える」のか、という視点がありますね。これは、私は前者のほうがよいと思います。もはやイチからチームを変えるには時間がなさ過ぎる。

すると、「継続されるべきチームはなにか」ということになりますが、私は「五輪予選最終UAE戦の3−4−2−1」であろうと思います。

−−−−−−平山−−−−−−
−−大久保−−−−田中達−−
森崎浩−−−−−−−−−徳永
−−−今野−−−−鈴木−−−
−−那須−−阿部−−茂庭−−
−−−−−−林卓−−−−−−

これは、このスタイルが「シャドータイプが多い五輪代表の現状にあっていること」、逆に言えば、いわゆる「トップ下」を一人に任せようとした時にはなかなか好結果が生まれていないことから考えられるところです。実際、UAE戦でのこのチームが見事な戦いぶりを示したのは、記憶に新しいですね。また、先だっての遠征でのギリシア五輪代表との親善試合も、この布陣でスタートしたところを見ると、山本監督もこれを念頭においているところは間違いないと思います。

さて、そこでOAですが、まず一人目は、私なら小野選手を左サイドに欲しいと思います。森崎浩選手もよくこのポジションで機能していましたが、さらにレベルが上がる五輪本大会では、やはり奪った後のボールの預けどころ、攻守の切り替えで鍵となるこのポジションに、経験の豊富な選手がほしい。特にオランダで、守備力も向上している小野ならばうってつけです。

また、一つ考慮したいのは、OAの「リーダー性」です。今ひとつ元気がないといわれているこの世代にOAとして加えるには、、「俺について来い!」というタイプのリーダーではなく、ニコニコと和を作りながら、それで盛り上げて行ける、というようなリーダーがよいのではないか。そういう点で、小野の「太陽のリーダーシップ」が、このチームに入るといいだろうなあ、と思うのです。

クラブとの関係で難しいかもしれませんが、ぜひ合流して欲しい選手ですね。

次に私が上げたのは柳沢選手ですが、これってなかなかいいアイデアだと思いません?(笑)

というのは、やはりフル代表との兼ね合いを考えて、なのですが。ジーコ監督は誰でも連れていってほしい、と言っていますが、信じ切れない(笑)。いや、悪い意味ではなくて、やはり今この状態で「久保をくれ」とは言いにくいのではないか、山本さんも。

1トップ2シャドーの形で行きたいのだけれど、平山がどこまでコンディション的にもフィットするかは未知数なところもあり、1トップ役の人材は確保しておきたい。久保でも高原でもよいのだけれど、上記の問題(気遣い?・笑)もあるし、また久保や高原がこのタイプの1トップに向いているかというと、私はちょっと疑問であったりもします。

そう考えると、私的には日本のFWで適任と思われるのは、柳沢か西澤か、というあたり。西澤の8月時点での調子がどうか、という問題もありますが(これはヤナギも問題は一緒ですが)、もう一つ、先に述べたこのチームのOAのリーダーシップの位置づけを考えても、「背中で見せる」(笑)ヤナギはぴったりなのではないか、と思います。

もちろんヤナギは、平山や西澤のように、高さでポストをするタイプではありませんが、その動き出し、ポジショニングのよさで中盤からボールを引き出し、キープして2列目に落とす能力は高いものがあります。このタイプの1トップを国際レベルでこなす能力はあると言えるでしょう。

もう一つ、これはなんというか、私がヤナギファンだからと言うわけなのですが(笑)、彼もここで抜擢すれば「意気に感じる」のではないかということです。思い起こせば、2000アジアカップでも、ベネチアで出場機会をあまり得られなかった名波が帰国したてでありながら、「イタリアにパスタを食いに行っていたわけじゃない」と、その経験を存分に生かしたことがありましたね。今回もそういうケースにできるのじゃないか、と思うのです。

柳沢は今、フル代表では微妙な位置にあり、五輪出場をジーコも肯んじる可能性が高いと思われますし、逆に、コンディションを整える時間もある五輪での活躍で、もう一度代表にも定着、あるいは五輪で世界に対し強烈な印象を残せば、再び欧州へ雄飛、ということまでにらめます。いろいろな意味でいいアイデアだと思うのですが・・・。

さて、私は3人目に曽ケ端選手をあげました。GKは経験が重要なポジションですし、ここにOAを起用することは一つ意味があると思います。しかし、もちろんそれ以外の可能性もありますね。そーたさんは、

今の時点では、可能性は別にして、山本さんなら、ということで、小野、明神、宮本の名を挙げよう。


このように書かれています。これもなるほど、と思いますね。

宮本が入れば守備はたいへん安定するでしょう。先に述べた私の考えるOAのタイプ、「穏やかなリーダーシップ」にも適合していますね。これも有力な選択肢だと思います(フル代表には田中マコがいますし)。

ただ私は、予選最後のUAE戦で見せた阿部の3バックにも魅力を感じているのです。あそこに宮本を入れるのもいいですが、復帰してくる闘莉王を投入するのも捨てがたい。那須−阿部−闘莉王という組み合わせは、かなりよいものになると思います。このチームとしての連続性もある程度は保てますしね。

明神については、今野がいるじゃないですか、ピッチ上に確か二人か三人(笑)。彼の台頭で、「中盤のディフェンス強化要員」は特に必要とは思えなくなりました。もちろん明神の持つ経験や、組織を生かす力は捨てがたいのですが、その点は今野、鈴木啓の成長に託してみたい。問題点は、やはりフィードの正確性を持った後ろめの選手、ということになるでしょうか。本当は青木、森崎和といった選手がいるんですが、最後まで山本さんは彼らを生かしたチームが作れませんでした。その点に対して、経験の豊富な森岡や中田コで補う、ということは考えられますね。

さて、以上で私の考える五輪代表のOA候補は出揃いました。布陣にしてみると、

−−−−平山(柳沢)−−−−
−−大久保−−−−田中達−−
小野ー−−−−−−−−−石川
−−−今野−−−−鈴木−−−
−−那須−−阿部−闘莉王−−
−−−−−−ソガ−−−−−−

ヤナギと平山は、どっちがサブと言うことなしに、最後まで併用という感じで行って欲しい、と思います。

それではまた。


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